PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

『きれいな絵なんかなかった こどもの日々、戦争の日々』

『きれいな絵なんかなかった こどもの日々、戦争の日々』
アニタ・ローベル著 小島希里訳 ポプラ社刊

久しぶりに読んだ本のことなど。

アニタ・ローベルは、絵本作家(文章も書きはるけど、本来は絵を描くヒト、かな。ご主人のアーノルドや、ほかのヒトの文章に絵をつけてる場合が多いような気がします)で、絵の雰囲気は・・・・すごく好きっていうタイプではなく(すみません、汗汗)持ってるのは多分『アンナの赤いオーバー』ぐらいかな?!)どちらかというとあまり読まずにきた方なんですが、ふと図書館の書架にこの本を見つけて借りてきて・・・・・一気に読んでしまいました。

彼女は、第二次世界大戦が始まったとき、5歳。ポーランドで暮らすユダヤ人一家の長女で、2歳下に弟がいました。
・・・・と、書くとおわかりになりますわな、そう、ナチの厳しい迫害の時代に子供時代を過ごし・・・・そして、本当に本当にいろんな偶然や幸運や恩恵や、そしてご本人や家族や乳母さんやらの必死の努力の賜物、そしてもしかすると、やっぱり彼らが信じる神さまのおかげで(乳母さんは、ポーランド人だったので、信じる宗教は違ったんですが)奇跡的に助かった人の中の一人だったのでした。

その子供時代のことを、ずっといろんな人から書くように、と頼まれていたけれど、どうしても書くことができずにいたこと、それでも残しておかなくちゃいけない、と思うようになり書いたこと・・・・この本は、大人が読んでももちろんやけど、小学校高学年からぐらいだったら、もう読んでもちゃんとわかるような、平易で静かな文章で、彼女が体験したこと、感じたことを綴っています・・・・ぜひ、小中学生にも読んで欲しい、と思いました。

「平易で静かな」と書きましたが・・・・・思いがひしひしと伝わるものの、声を荒げたり高めたりせずに、あくまでも事実を残そうとする姿勢が貫かれた、律された静謐な文章・・・・・何度も何度も読み返し書き直しはったんやろか、それとも、こういうすごいものが生まれてくるときの不思議、というか?!文章が降ってくるように沸いてくるように書きはったんやろか。
多分、誰の人生にでも、大なり小なりある「分岐点」を・・・・・小さな彼女が必死に、小さな弟の手を引いて、生き残るために必死に考え行動し選択し続けたこと、頭が下がりました。そして、同じ人間として、私は私なりに、今、ちゃんと生きていくために、必死に考え行動していかなくちゃいけないんだな、と思いました。

読みながら、ずいぶん前に観た「戦場のピアニスト」という映画で描かれていた当時のワルシャワの町や、ポーランドの風景を思い出していました。

| | 15:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://akatsukimaru.blog1.fc2.com/tb.php/1396-27d66df0

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。