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『わたしのねこ カモフラージュ』

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『わたしのねこ カモフラージュ』 コーディリア・ジョーンズ作 山内玲子訳 岩波書店刊

「わたし」の両親は仲が悪く、「わたし」は母親と一緒に父親の元を離れて(大切な飼い猫も手離し←いいご近所さんに引き取ってもらってシアワセになってるんですが)小さな町に部屋を借りて住み始めます。その大家さんはいやな人で(笑)猫が大嫌い。それなのに、部屋にはどこからか縞々模様の猫が遊びにくるようになります……。

題名と挿絵に惹かれて、思わず買ってしまった一冊。(笑)と言うのも、この作家さん、元々は挿絵画家(それも木口木版画作家さん)で、他の物語に渋い挿絵を作ってはったのが印象的だった人だったから。挿絵の腕は◎でも、物語の作家さんとしてはいかがなものか?!という疑惑(笑)はあったものの、読み始めはちょっと入りづらかったものの、ふっと「わたし」と一体感が生まれた後は、一気に読めてしまいました。

思春期、両親の不和で不安を抱え……自分の意思と関係ないところで生活の変更を余儀なくされ(飼い猫と無理矢理別れさせられ)……母親自身も不安やから仕方ないんやろけど(自立していくために、職場を変わったそうで)どうもその不安のはけ口に子どもがなってしまってるかんじ(これは、きっと作者が「母親」の立場ではなく、ムスメの「わたし」の立場でずーっと書き綴っているからでしょうな。笑)……どーも重たくてやりきれん、と思いながらも、カモフラージュと名づけられた猫との出会いや、それをきっかけに友だちができていき、「わたし」の心が自由になっていく様子は、共感できました。

……ただ、うーん、最後、仲悪かったはずの両親がいつのまにか仲直りした「感」があり(いや、アタシの読み方が浅かったのかもしれません。汗汗)「え?そうなん??」っていうかんじで、ハッピイエンドになるのが、ちょっと「置いてきぼり」感あり、な印象でしたが。(笑)

でも、家族のこと、友だちのこと、生活のこと……いろんな悩みを抱えて「-」な気持ちになっていた彼女を「+」な気持ちにさせてくれた、もうひとつの理由が、引っ越した先の自然だった、というのは、なんだか納得でした。(すみません、イングランド田舎フェチです。笑)

木口木版の挿絵は、決して技術的にすごい!!とかじゃないけど、味のあるいい雰囲気を醸し出しています。私が彫っている猫の表現とはちょっと違うけど、反対に「ああ、こういういき方もあんねんなぁ!」と参考になりました。ちなみにこの縞々カモフラージュちゃん、アビらしいんですが、アビって縞々ちゃうやんなぁ?!(笑)

| 猫の本・絵本 | 12:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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